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自転車の危険を回避する

一体どんな事故が多いのか

自転車事故の死亡原因

実は残念なことに、自転車が関与する交通事故は年々増加の一方をたどり、現在では、「自転車乗用中」の交通事故は、実に交通事故全体の2割程度を占めるまでになってきています。では、自転車が引き起こす事故には、どのようなケースが多いのでしょうか。
実は「車との接触」よりも「自転車同士」もしくは「歩行者と自転車間」での事故が特に多くなっているのです。なぜこのようなことが起きてしまうのか、原因を探ってみましょう。

■自転車事故に対する危機意識の薄さ
「自転車だから、大きな事故にはなりえない」という間違った認識が、自転車を走行する側、歩行者側両方ともにあることが事故を引き起こす大きな要因になっています。両者ともによく見かけるのが、「携帯電話を操作しながら」あるいは「ipodで音楽を聴きながら」自転車に乗っている、あるいは道を歩いている姿です。これは余りにも交通事故として無謀といわざるを得ません。
特にサイクリング用のマウンテンバイクと呼ばれるような乗物は、もはや自転車とは呼べないような速度が出せ、自動車並みの死亡事故リスクがある、ということを自転車に乗る側も歩行者側ももう一度認識しておく必要があります。

■自転車走行のための交通インフラが不完全
残念ながら、日本の道路ではまだまだ自転車走行のための交通インフラが完備されているとは言えないのが現状です。「車道側の右側」と自転車走行ルールは果たしてどれだけ守られているでしょうか。にもかかわらず2010年3月の判例で「歩道上での自転車対歩行者の事故の責任は原則自転車側にある」という基準が示されました。「歩行者優先」が交通ルールの原則である以上、何か事故が起こった時には自転車を運転している側に大きな責任が問われるのです。

■万一の事故を防ぐためにはヘルメットの着用を!
自転車の死亡事故の場合、その死亡原因となっているのは「頭部の損傷」で、全体の6割以上を占めています。事故発生時の転倒、衝突時に路面や車体に頭部を打ちつけることが多いからです。そして、頭部に損傷を負えば、確率的にはその60%超が死亡に至っているという統計データが出ています。
しかし、事故発生時にヘルメットを着用して頭部を保護していたならば、死亡率は1/4に減ると言われています。バイク同様に自転車を運転するときにはかならずヘルメットを着用するよう習慣づけましょう!